パウンドケーキの名前の由来は?どこで生まれた?気になるパウンドケーキの歴史

パウンドケーキの名前の由来は?

現在広く愛されるケーキとなったパウンドケーキ。
しかしこのパウンドケーキの名前の由来や、そもそもどこの国で生まれたケーキなのか?

そんな歴史については知らないという方も多いのではないでしょうか?
知っている必要があるかどうかは置いておき、せっかく作る、買う、食べるのであれば、そんな歴史を知っているとより楽しめるはず。
この機会に覚えておきましょう。

パウンドケーキはどこで生まれた?

パウンドケーキの歴史は古く、今から300年ほど前、18世紀初頭になります。
当時のイギリスのレシピ集にこのパウンドケーキが登場します。

それより古い資料が現状見つかっていないため、おそらくイギリス発祥のケーキで間違いないと言われています。

パウンドケーキの名前の由来

そもそもパウンドケーキという言葉自体が英語であり、その由来は「1ポンド(パウンド)」から来ています。

パウンドケーキは、小麦粉、砂糖、バター、卵という4つの素材をそれぞれ1ポンドずつ使用して作るケーキであり、ここからパウンドケーキと呼ばれるようになっています。

ちなみに他の国では?

パウンドケーキや、それに近いケーキはフランスやイタリアにも存在します。
フランスではパウンドケーキは「カトル・カール」と呼ばれており、これは日本語で「4分の4」という意味。

パウンドケーキと同じく、小麦粉、砂糖、バター、卵という4つの素材を同量使用するケーキということになります。

イタリア語では「プルーム・ケイク」と呼ばれ、こちらはプラムのケーキという意味になります。
正確にはプラムの入ったパウンドケーキを「プルーム・ケイク」と呼ぶようですが、パウンドケーキ全体もこの呼び方で呼ぶようです。

パウンドケーキの誕生まで

パウンドケーキはイギリス発祥のケーキですが、どのような歴史を辿って生まれたのでしょうか?
当時のイギリスのケーキ事情を調べてみました。

ケーキの誕生

そもそもイギリスで「ケーキ」という食べ物が誕生したのは、1200年頃。
10世紀頃にヨーロッパに砂糖が渡り、この頃からヨーロッパでも甘いお菓子作りが盛んになります。

そして誕生したのがケーキということになります。

ケーキ誕生当時の必須材料とは?

イギリスにケーキが誕生した当時、ケーキ作りに欠かせない材料が「イースト」でした。
当時の調理技術では、生地を膨らませ軽い食感を生み出すにはこのイーストが必要であり、その点で言えばケーキとパンの境界線は曖昧なものだったと言っていいでしょう。

現在のケーキを想像するより、砂糖を使った菓子パンのようなものがケーキと呼ばれていたようです。

材料を膨らませる技術が進歩

その後長い時間を経て、材料を膨らませる技術は進歩していきます。
14~16世紀頃のルネッサンス期には、普通の料理の調理法として卵の白身を泡立てて素材を膨らませる調理法が誕生しています。

そして1600年代に発行されたレシピ集には、この卵白で材料を泡立てて作るスポンジケーキが登場しています。
それまでイースト頼りであったケーキの膨らませる方法に加え、卵白を利用した調理法が登場したのです。
ようやく現代のケーキの原型が登場した時代といえるでしょう。

卵白の利用が中心に

それからはケーキを膨らませる方法として、卵白を利用するのが主流になります。
これはコストの面で、イーストよりも優秀だったことが大きな理由と言われています。
材料からイーストが消えたことで、この頃からケーキとパンははっきりと別の食べ物となったのかもしれません。

なぜ材料が1ポンドなの?

パウンドケーキが材料を1ポンドずつ、同量使うことが名前の由来であることは説明した通りですが、ではなぜそれぞれ1ポンド使うことになったのでしょうか?ちなみに、1ポンドは約454g。小麦粉、バター、砂糖、卵をこの量使うとすると、かなり大きなケーキとなります。
なぜ1ポンドなのでしょうか?

パウンドケーキが使われた場とは?

パウンドケーキが誕生した当時、パウンドケーキは主に結婚式のウエディングケーキとして使用されていました。
パウンドケーキに砂糖漬けにした果物の皮などを入れて焼き上げることで、断面も煌びやかなケーキになったことから、お祝いの席に最適だったのでしょう。

ウエディングケーキが持つ意味

一般的に、ウエディングケーキは数段の段重ねになっていることが多いのは御存じでしょう。
当時のイギリスも同様で、一般的にウエディングケーキは3段重ねだったようです。

この3段重ねには理由があり、一番大きな一番下段のパウンドケーキは、当日の列席者向け、2段目の中くらいのサイズのパウンドケーキは当日来ることができなかった友人知人のためのケーキ、そして一番上の小さなパウンドケーキは、これから生まれてくる子どものためのケーキというものです。

この3段に重ねるウエディングケーキにパウンドケーキが利用されていました。
そのため材料も大量に必要となり、各材料が1ポンド、つまりパウンドケーキになったわけです。

まとめ

パウンドケーキは18世紀初頭にイギリスで誕生したケーキです。
名前の由来は小麦粉、バター、砂糖、卵を1ポンドずつ、同量使用するケーキという意味です。

もちろん、その後パウンドケーキは様々な工夫が凝らされ、現在ではすべての材料が同量というわけではなくなっています。
わたしたち「くみぱうんど」で提供しているパウンドケーキも、季節の素材や安心・安全な素材を、もっともおいしくなる分量で使用し、お客様に喜んでいただける努力をしています。

お近くにお寄りの際は、ぜひ一度覗いてみてください。