ベーシックから変わり種まで、パウンドケーキの種類をご紹介

パウンドケーキの種類をご紹介

イギリスで誕生して300年ほどが経つパウンドケーキ。

パウンドケーキ自体が非常にシンプルなケーキのため、この300年の間に様々な種類が誕生しています。
今現在も多くのパティシエが、さらに新しいパウンドケーキを研究していますが、まずはパウンドケーキにはどのような種類があるかをまとめておきましょう。

パウンドケーキの定義とは?

まずはどんなケーキをパウンドケーキと呼ぶのか、パウンドケーキの定義を知っておきましょう。
この定義に極端にこだわる必要はありませんが、基本となる作り方は知っておくと、自分でオリジナルパウンドケーキを作るときの参考になるかと思います。

パウンドケーキとは?

パウンドケーキとは、小麦粉、バター、砂糖、卵を同量(1ポンド)ずつ使用したケーキです。

元々は1ポンドずつという意味でしたが、要はこれら4つの材料を同量使ったケーキと言うことになります。
パウンドケーキは、フランス語では「カトル・カール」と呼ばれ、これは「4分の4」という意味で、やはり4つの材料を同量ずつ使うという意味から付けられています。

シンプルなパウンドケーキの作り方

パウンドケーキにも様々な作り方があるかと思いますが、非常にベーシックなパウンドケーキの作り方を簡単に解説すると、以下のようになります。

  • 常温のバターをボウルに入れて撹拌する
  • 砂糖を少しずつ加えよく撹拌する
  • 分離しないように卵を少しずつ加え撹拌する
  • そこにふるいにかけた小麦粉・ベーキングパウダーを加え、ゴムベラで混ぜ合わせる
  • クッキングペーパーを敷いた型に材料を入れ、170℃のオーブンで45分ほど焼いて出来上がり

パウンドケーキの種類

パウンドケーキの種類は何を材料に混ぜ込むかで無数に存在します。
そのすべてをここで紹介するのは難しいので、大まかに3つに分けてご紹介しましょう。

一つ目は材料に何かを混ぜ込んで、パウンドケーキ全体に味をつける種類。
二つ目はパウンドケーキに果物などの具材を入れる種類、そして三つ目がパウンドケーキの外側にデコレーションする種類になります。

それぞれの種類についてみていきましょう。

アレンジされたパウンドケーキ

ここからはベーシックなパウンドケーキではなく、いろいろ工夫を凝らしたパウンドケーキの種類について解説していきましょう。

全体に味をつけたパウンドケーキ

パウンドケーキをアレンジする種類の一つとして、全体に味をつけるという方法があります。チョコレート味のパウンドケーキや、抹茶味のパウンドケーキなどがこのパターンに含まれます。

パウンドケーキ全体に味をつけることになるので、当然材料の比率が変わります。チョコ味など甘い味付けになるのであれば、当然砂糖の量は減ります。一般的なチョコレートパウンドケーキの作り方を確認しておきましょう。

  • 常温のバター(150g)とグラニュー糖(120g)をボウルに入れて撹拌する
  • 分離しないように卵(3個)を数回に分けて加え、湯煎したチョコレート(100g)も加えて撹拌する
  • 小麦粉(130g)、ベーキングパウダー(3g)、ココアパウダー(20g)をふるいにかけて加えてゴムベラで混ぜ合わせる
  • 180℃で予熱したオーブンに入れ40分ほど焼いて出来上がり

全体に味をつけるパウンドケーキには、他にも紅茶味やベリー味、また変わったところでは青汁味などもあります。

中に具材を入れるパウンドケーキ

元々イギリスで発祥した当時、多かったのがこの種類です。
パウンドケーキに砂糖漬けにした果物の皮などを混ぜ込み、彩り豊かなパウンドケーキを焼き上げることが多かったそうです。

現在国内で数多く売られているパウンドケーキを見ても、このタイプのアレンジが中心であり、季節のフルーツや現地の特産品などを入れて焼き上げるパウンドケーキが主流です。

参考までに、フレッシュオレンジのパウンドケーキの作り方を簡単にまとめておきましょう。

  • ボウルにバター(80g)とグラニュー糖(140g)を入れ、白っぽくなるまで撹拌する
  • そこに溶いた卵(2個)を少しずつ加え撹拌する
  • 小麦粉(140g)、ベーキングパウダー(2g)をふるいにかけて混ぜ入れ、しっかり混ぜ合わせる
  • そこにオレンジの皮や果肉を加え混ぜ合わせる
  • 混ぜ合わせた材料を型に流し入れ、180℃で予熱したオーブンで約45分間焼き上げて出来上がり

フレッシュなフルーツは水分が多いものもあるため、混ぜ入れるフルーツによって他の材料の調整も必要となります。また、あまりに水分の多い素材の場合は、ドライフルーツにして入れる種類もあります。

また、中に混ぜ入れる具材はフルーツに限らず、トマトやごぼう、カボチャやさつまいもなどの野菜や根菜類を入れるケーキもあります。
入れる素材によって他の素材とのバランスを考えるのがポイントとなります。

外側をデコレーションしたパウンドケーキ

パウンドケーキ自体が非常にシンプルなケーキですので、外側にいろいろなデコレーションを施すケースもあります。
外側にデコレーションする場合、パウンドケーキの中には何の具材も入れないケースと、中に何か具材を入れるケースがあります。

ここではデコレーションの中でも王道のレモンシロップかけパウンドケーキの、レモンシロップの作り方を確認しておきましょう。

  • レモン果汁(1個分)とグラニュー糖大さじ1杯を混ぜ合わせ、レンジで1分ほど加熱する
  • 焼きあがったパウンドケーキが温かいうちに表面にレモンシロップを塗れば出来上がり

レモン果汁でレモンシロップを作った場合、レモンの皮が余ります。そんなレモンの皮は細かく刻み、パウンドケーキの生地に混ぜて焼き上げれば、レモンの香りのするパウンドケーキに仕上がります。

こういったフルーツ系のシロップ以外にも、チョコレートをかけたり、生クリームをかけたりというパターンもあります。
また、シフォンケーキのように、シンプルなパウンドケーキに生クリームを添えて食べるのもオススメです。

まとめ

パウンドケーキには多くの種類のパターンがあります。
シンプルなパウンドケーキと違い、他の材料を加える場合、それに合わせて材料の配分を調整する必要があります。

私たち「くみぱうんど」でも、季節に合わせたフルーツや、季節のイベントに合わせた限定パンケーキをご用意しています。
新しい商品を作り出す場合、パティシエたちが何度も試行錯誤し、最善のバランスで材料を配合し、すべてのお客様にご満足いただけるよう努力しています。

お店にご来店いただくたびにいつも違ったパウンドケーキの品ぞろえでお客様をお迎えできるよう、これからもどんどん新しい種類のパンケーキを開発していきたいと思います。